- 強度近視と乱視の併発でもトーリックICLで対応可能
- 費用相場は両眼44万〜76万円程度
- 適応の目安は角膜内皮細胞2000個/mm²以上
- 乱視軸のズレが術後の見え方を左右する
強度近視と乱視の併発でもICLは受けられる?
答えは、受けられる可能性は十分にあります。ICLには乱視矯正機能を持つ「トーリックICL」というタイプがあり、球面の近視度数と円柱の乱視度数を1枚のレンズで同時に矯正するよう設計されています。
本サイトの口コミでも、山王病院でおけんけんさんが「EVO+ 乱視あり」の術式を受け、視力が0.03から1.5まで改善したと報告しています。総額は756,000円でした。強度近視と乱視が重なっているからといって、それだけで対象外になるわけではなく、むしろ乱視の度数まで含めて1回の手術で矯正できるのがトーリックICLの利点です。
ただし適応の可否は角膜の形状や眼内の空間の広さなど、個別の検査結果に左右されます。次の章で具体的な判断基準を整理します。
適応の判断基準(年齢・視力・瞳孔径・前房深度・角膜内皮細胞)
ICLの適応検査で確認される代表的な項目は、公開情報として次のように整理できます。
- 年齢:多くのクリニックで18〜21歳以上を目安とし、上限はおおむね60歳前後
- 屈折度数の安定:直近1年間の度数変化が小さいこと(大きな変動がある場合は経過観察が優先されることがある)
- 瞳孔径:暗所での瞳孔の大きさがハロー・グレアの出やすさに関わる
- 前房深度:角膜の内側から水晶体までの距離が2.8mm前後以上あること
- 角膜内皮細胞密度:2000個/mm²以上であること
これらはあくまで一般的な目安であり、実際の合否は検査機器での実測値とクリニックの医師の判断による総合評価です。強度近視の場合はレンズの厚みが変わるため、前房の余裕がより重要視される傾向があります。乱視がある場合は、これに加えてレンズの軸合わせが安定してできるかどうかも確認されます。最新の基準は各クリニック公式で要確認です。
不適応となるケースと代替手段
強度近視と乱視が併発していると「対応できるクリニックが少ないのでは」と不安になる方は多いと思います。しかし実際に不適応となる主な理由は、近視や乱視の強さそのものよりも、眼の構造的な条件によるものです。
代表的な不適応の例には、角膜内皮細胞密度が基準を下回る場合、前房深度が不足している場合、進行性の円錐角膜など角膜の形状に問題がある場合、白内障や緑内障など他の眼疾患がコントロールできていない場合、妊娠中・授乳中である場合などが挙げられます。
これらに該当する場合の代替手段としては、引き続きメガネやコンタクトレンズで矯正する、角膜の状態次第でレーシックなど別の屈折矯正手術を検討する、あるいは時期を改めて再検査を受ける、といった選択肢があります。強度近視と乱視の組み合わせ自体が不適応の直接的な理由になることは少なく、まずは適応検査で自分の眼の実測値を確認することが遠回りに見えて一番の近道です。
トーリックICLで乱視も同時に矯正するしくみ
トーリックICLは、通常のICLに乱視矯正用の度数(円柱度数)を加えたレンズです。手術時にレンズの軸を、あらかじめ測定しておいた乱視の軸に合わせて挿入することで、近視と乱視をまとめて矯正します。
公開情報として一般的に示されているトーリックICLの矯正範囲は、乱視量にしておよそ1〜6D程度までが目安とされています(製品の公開資料に基づく一般的な範囲。実際に対応できる度数は個体差があるため、最新の対応範囲は各クリニック公式で要確認です)。
注意したいのは、レンズの軸がわずかにズレると、術後に乱視が完全には矯正しきれなかったり、見え方が安定しなかったりする可能性がある点です。このため術後の定期検診で軸のズレがないかを確認する体制が整っているかどうかも、クリニックを選ぶうえで見ておきたいポイントになります。
クリニックごとの得意領域の違い
本サイトに寄せられた口コミを見ると、クリニックごとに強みの見え方が少しずつ異なります。
品川近視クリニックは、Kenさんや裸眼の肉太郎さん、Y.Kさん、まつりかさん、N.Kさんなど症例数の多さを理由に選んだという声が複数あり、費用は46万〜51万円程度の口コミが中心でした。新宿近視クリニックはK.Nさんやyukiさん、OKAさんなどから「検査が丁寧」「無理な勧誘がなかった」という声が寄せられ、費用は44万〜47万円台の報告が目立ちます。
アイクリニック東京ではMさんや栗田さん、Tさんが専門性の高さを選定理由に挙げ、費用は66万〜67万円と他院よりやや高めの傾向でした。先進会眼科ではM.Kさんが58万円台、Sさんが57万円台と報告しています。大内雅之アイクリニックではみんみんさん、Kさんがともに74万円台でした。
そして山王病院は、本サイトの口コミの中で唯一「乱視あり」と明記された症例(おけんけんさん)があり、強度近視と乱視の併発という今回のテーマに最も直接的な実績を持つクリニックです。どの院を選ぶ場合も、料金体系や立地の違いはあっても、他院を貶める比較にはならない範囲で自分の条件に合うかを検討することが大切です。
費用相場と口コミに見る実額
本サイトの口コミに登場する総額を並べると、次のようになります。
| 投稿者 | クリニック | 術式・乱視の記載 | 総額 |
|---|---|---|---|
| おけんけんさん | 山王病院 | EVO+ 乱視あり | 756,000円 |
| Mさん | アイクリニック東京 | ICL(ノントーリック) | 670,000円 |
| Kenさん | 品川近視クリニック | EVO+ ICL(乱視の記載なし) | 約51万円 |
| yukiさん | 新宿近視クリニック | ホールICL(乱視の記載なし) | 473,500円 |
乱視ありと明記されているおけんけんさんの756,000円は、乱視の記載がない他の口コミと比べてやや高めの水準です。トーリックレンズは通常のICLよりレンズの加工が複雑になるため、料金が上乗せされるクリニックがあると考えられますが、この差が全てのクリニックで同じ傾向になるとは限りません。乱視の有無・度数によって見積もりが変わるため、最終的な金額は適応検査後の見積もりで確認する必要があります。
結局どこで受ければ強度近視���乱視の併発に対応できる?
強度近視と乱視の併発というテーマに対して最も直接的な裏付けを持つのは山王病院です。本サイトの口コミの中で唯一、乱視ありのケースとしてEVO+を受けたおけんけんさんが視力0.03から1.5まで改善したと報告しており、術後のハロー・グレアや点眼管理についても具体的な経過が語られています。
料金や所在地といった公式情報は口コミベースでは限られる部分もあるため、まずは無料の適応検査を受けて、自分の角膜内皮細胞密度や前房深度、乱視の軸と度数を実測してもらうのが確実です。強度近視と乱視のどちらも把握したうえで対応方針を提示してもらえるかどうかを、カウンセリングで確認するとよいと思います。
よくある質問
乱視が強い場合、通常のICLとトーリックICLどちらになりますか。 乱視の度数によって選択が変わります。乱視がごく軽度であれば通常のICLでも術後の見え方が許容範囲に収まることがありますが、一定以上の乱視がある場合はトーリックICLでレンズの軸を合わせて矯正するのが一般的です。最終的な判断は適応検査の実測値によります。
トーリックICLを受ければ乱視は完全になくなりますか。 完全になくなるとは限りません。レンズの軸がわずかにズレると乱視が残ることがあるため、術後の定期検診で軸のズレを確認する体制が重要になります。過度な効果を保証するものではない点は理解しておく必要があります。
費用は乱視がない場合より高くなりますか。 本サイトの口コミでは、乱視ありのおけんけんさんが756,000円、乱視の記載がないMさんが670,000円と、乱視ありのケースのほうが高い金額でした。ただしこれは1件ずつの比較であり、全てのクリニックで同じ差になるとは限らないため、各院の見積もりで確認するのが確実です。
トーリックICLでもハロー・グレアは出ますか。 出ることがあります。本サイトの口コミでもKさんやSさんなど複数の方が術後数日から数ヶ月にわたるハロー・グレアを報告しており、多くの場合は数週間から数ヶ月で気にならなくなったと述べています。
強度近視と乱視が両方あると手術できないことはありますか。 角膜内皮細胞密度が2000個/mm²を下回る場合や前房深度が不足している場合など、眼の構造的な条件によっては不適応となることがあります。その場合はメガネやコンタクトレンズを継続する、または別の選択肢を医師と相談することになります。
まとめ:状況別の次の行動
強度近視と乱視の併発でもトーリックICLという選択肢があることを踏まえたうえで、状況別に考えると次のようになります。
費用感や適応の可否を具体的に確かめたい方という場合は、無料の適応検査を受ければ角膜内皮細胞密度や前房深度、乱視の軸まで実測したうえで見積もりが出ます。乱視の軸ズレや術後の見え方に不安が残る方という場合は、トーリックICLのしくみと術後の定期検診の体制をカウンセリングで確認しておくと安心材料になります。費用を少しでも抑えたい方という場合は、複数のクリニックでカウンセリングを受けて条件を比較することをおすすめします。
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