- ICLは近視と乱視を同時に矯正するレンズで専用の乱視手術はない
- 乱視の矯正目安は6.0D程度まで(要確認)
- 乱視ありの実例では総額75.6万円だった方も
- 近視がごく軽い場合は適応外や他の選択肢の方が向くことも
- 迷ったら無料の適応検査で自分の度数が対象か確認する
ICLは乱視だけを治す手術なのか
ICL手術は近視を矯正するための眼内レンズ手術ですが、乱視だけを取り出して治す専用の術式が別にあるわけではありません。乱視の度数が入ったレンズ、いわゆるトーリックICLを挿入することで、近視の矯正と同時に乱視も矯正するというのが仕組みです。つまり「乱視だけ治したい」という場合でも、近視がほとんどなくても乱視の度数がレンズの対象範囲に入っていれば、トーリックICLで乱視の矯正が期待できます。ただし度数がごく軽い場合は、そもそも手術の適応外と判断されたり、レーシックなど別の選択肢の方が向いていたりするケースもあります。トーリックICLはレンズに軸(度数の向き)があり、目の中で正しい角度に固定して初めて効果が出るため、通常のICLよりも手術時の位置合わせが重要になる、という点も覚えておくとよいでしょう。まずは自分の近視・乱視の度数がICLの対象範囲に入っているかどうかを、適応検査で確認するのが最初のステップです。
公開情報:トーリックICLが近視と乱視を同時に矯正するしくみ
通常のICLは球面のレンズで近視だけを矯正しますが、トーリックICLはレンズの一部に度数差をつけることで、角膜のゆがみ(乱視)による見え方のブレも一緒に矯正します。挿入するレンズ自体は通常のICLと同じ大きさ・素材で、虹彩の裏側(後房)に固定する点も変わりません。違うのは、レンズの向きを角膜の乱視軸に合わせて回転させて固定する工程がある点です。この位置合わせがずれると乱視の矯正効果が弱まるため、術者の技術と術前の角膜形状解析が特に重要になる、というのが公開情報から読み取れる特徴です。近視の度数についても、公開情報では-15D程度までの強度近視まで対応するとされるクリニックが多く、乱視と近視が重なっているケースでも1回の手術でまとめて矯正できるのがICLの利点といえます。正確な対応範囲や在庫レンズの度数刻みは、クリニックごとに異なるため公式サイトで要確認です。
乱視だけ・近視が軽い方の適応基準
ICLの適応基準は近視の度数だけで決まるわけではなく、複数の項目を総合的に見て判断されます。公開情報でよく挙げられる目安は次のとおりです。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 年齢 | 18歳〜45歳程度 |
| 角膜内皮細胞密度 | 2000個/mm²以上 |
| 前房深度 | 2.8mm以上 |
| 乱視の矯正範囲 | 6.0D程度まで(要確認) |
年齢が若すぎると近視が進行中で度数が安定していない可能性があり、逆に年齢が上がると白内障の初期症状と見分けがつきにくくなる場合があります。角膜内皮細胞は目の内側を透明に保つ役割があり、密度が低いと手術によるダメージのリスクが上がるため下限が設けられています。前房深度はレンズを収める空間の深さで、浅すぎると水晶体や角膜と接触するリスクがあるため重要な判断材料です。乱視だけを気にして相談に来る方でも、これらの項目をまとめて検査したうえで、トーリックICLが向いているか、通常のICLで十分か、あるいは他の方法が向いているかが決まります。数値はすべて一般的な目安であり、最終判断は個別の検査結果に基づくため、正確な基準は各クリニック公式で要確認です。
不適応となる代表例とその場合の代替手段
乱視の度数が強すぎる、または近視がほとんどなく乱視だけが強いといったケースでは、レンズの度数在庫や適応基準の関係でICLが向かないと判断されることがあります。また前房が浅い方、角膜内皮細胞密度が基準を下回る方、妊娠中や授乳中の方なども、時期をずらすか別の方法を検討することになります。代替手段としては、乱視用のコンタクトレンズやメガネでの矯正、角膜を削って矯正するレーシックやPRKといったレーザー手術が挙げられます。特に近視がごく軽く乱視だけが主な悩みという方は、角膜の形状によってはレーザー系の手術の方が向いている場合もあるため、複数の選択肢を並べて検査してもらうのが安心です。どの方法が向くかは角膜の厚みや形状、ライフスタイルによって変わるため、ここでも最終的には適応検査での確認が欠かせません。不安なまま自己判断で諦めず、まずは検査を受けたうえで選択肢を絞り込むのが遠回りに見えて実は近道です。
院ごとの得意領域と本サイトの口コミに見る乱視ありのケース
本サイトの口コミでは、乱視の有無まで明記されているケースは多くありません。そのなかで山王病院で受けたおけんけんさんは、術式に「EVO+ 乱視あり」と明記された数少ない実例で、視力は0.03から1.5まで回復し、総額は756,000円だったと報告しています。長年の強度近視と乱視のダブルの悩みに加え、コンタクトの乾燥や災害時の不安を理由に手術を決意したとのことで、術後1ヶ月ほどはハロー・グレアが気になったものの、点眼管理を続けるうちに落ち着いたと振り返っています。一方、品川近視クリニックで受けたKenさんや新宿近視クリニックで受けたOKAさんのように、術式に乱視の表記がない口コミも多く、こちらは主に近視の矯正が中心だったとみられます。院ごとの得意領域について本サイトで確認できるのは、品川近視クリニックは症例数の多さ、新宿近視クリニックは適応検査の丁寧さに関する声が複数あるという傾向で、乱視の症例数そのものの比較データは本サイトにはないため、詳しくは各クリニック公式で要確認です。
乱視ありだと費用と期間はどう変わる?
本サイトに寄せられた口コミ全体を見ると、ICLの総額はおおむね44万円台〜67万円台に分布しています。そのなかで乱視ありと明記されたおけんけんさんのケースは75万円台と、他の口コミより高めの水準でした。トーリックICLは通常のICLに比べてレンズの製造・在庫管理の手間が増える分、費用が上乗せされる傾向があるとされており、この実例とも矛盾しない結果です。ただし口コミの母数が少ないため、乱視ありなら必ず高くなると断定はできず、度数や地域、クリニックのプランによっても変わります。手術にかかる時間については、多くの口コミで両眼15分前後という報告があり、乱視の有無による大きな差は口コミ上では確認できませんでした。術後の通院スケジュールや保証内容もクリニックによって異なるため、見積もりを取る段階で乱視ありの場合の総額・保証条件をあわせて確認しておくと安心です。
結局どこで乱視の相談をすればいい?
乱視の相談先として、本サイトの口コミに乱視ありの実例がある山王病院は参考になる候補のひとつです。おけんけんさんが受けたEVO+乱視ありの症例では、視力0.03から1.5への改善という結果が報告されており、実際に乱視をともなうケースでどのような経過をたどるかがイメージしやすい点が強みです。もっとも、口コミの件数はまだ少なく、費用や通いやすさなど詳細は公式サイトでの確認が欠かせません。近視の度数も含めて総合的に相談したい方は、無料の適応検査を予約できるクリニックで、乱視の度数がトーリックICLの対象範囲に入っているかをまず確認するのが遠回りに見えて確実です。
自分の乱視がICLの対象か確認する
よくある質問
近視がほとんどなく乱視だけが強い場合もICLの対象になりますか。 度数によっては対象になる場合もありますが、近視がごく軽いケースは適応外と判断されることもあります。角膜の状態によってはレーザー手術の方が向く場合もあるため、適応検査で総合的に判断してもらう必要があります。
トーリックICLは通常のICLより手術時間が長くなりますか。 本サイトの口コミでは両眼15分前後という報告が多く、大きな差は確認できていません。ただしレンズの向きを合わせる工程がある分、術者の技術や術前の角膜解析がより重要になります。
乱視ありだと術後のハロー・グレアは強く出ますか。 本サイトの口コミでは乱視の有無にかかわらずハロー・グレアを経験したという声が複数あり、山王病院のおけんけんさんも術後1ヶ月ほど気になったと述べています。多くの場合は時間の経過とともに落ち着く傾向がありますが、感じ方には個人差があるため、術前に医師へ相談しておくと安心です。
乱視だけならメガネやコンタクトのままでもよいのでしょうか。 生活に支障がなければメガネやコンタクトを継続する選択肢もあります。一方でコンタクトの乾燥や災害時の不便さを理由に手術を選んだ方の声が本サイトにも複数あり、日常の不便さの度合いで判断が分かれるところです。
まとめ:状況別にすることを決める
乱視の度数が本当にICLの対象範囲に入るか気になる方は、無料の適応検査を受けると近視・乱視の両方の度数と角膜の状態がまとめて分かります。費用感を先に確かめたい方は、山王病院の乱視ありの実例や本サイトの口コミ相場を参考に、複数院で見積もりを比較するとよいでしょう。ハロー・グレアなど術後の見え方に不安が残る方は、乱視ありのケースを含めた本サイトの口コミを読み、経過のイメージを掴んでから相談に進むという方法もあります。